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2022年04月18日

親こそ歯医者さんのススメ

子育てコラム

近所にある中華粥屋さん。
歯が痛い時期、お世話になりました。

「あー、そろそろ歯周病のケアもした方がいいですね。虫歯の治療だけでなくってね」
30代半ばの頃でしょうか。行きつけの歯医者さんからそう言われ、そのころ歯周病とはまだ無縁の年齢だと思い込んでいた私は人知れずショックを受けたものです。
以降、1か月もしくは2か月に1度定期的にメンテナンスに歯科に通いはじめました。

歯医者さんの腕のおかげか、10年以上大きなトラブルなく過ごしてきました。が、なんと半年間メンテナンスに行きそびれてしまったのです。

「歯石、溜まっちゃいましたね・・・。歯茎も腫れてます。ちょっと時間かかりますねぇ」
半年ぶりに私の口の中を確認した歯科衛生士さんは開口一番そういうと大メンテナンスが始まりました。
歯茎の奥にできていた歯石をとるために麻酔が必要になり、普段は30分で終わるメンテナンスが、結局2回に分けて通わなくてはならなくなったのです。トホホ・・・。

気を取り直しつつ治療を待つついでに待合室にあるデンタルケアの雑誌を読むと、妊娠期や出産後のお母さんの歯に関するたくさんの記事を目にしました。
妊娠により女性ホルモンが急に増加することで歯周病原性細菌が増殖しやすくなること、唾液の粘性が高まって口の中の自浄性が低下し歯肉炎や出血が起こりやすくなること、などなど、赤ランプ点灯の記事がいっぱい。子育て盛りのお母さんの口腔内は大ピンチ!であることを改めて実感しました。

「でも、一番歯医者さんに行けない時期なんだよね~、この頃って」と一人ごとを言いつつも、いやいや、放置することの大きすぎるデメリットを実感している私は、子育て中のお母さんには何としても機会を作って歯医者さんにメンテナンスに行ってほしいと、雑誌を読みながら強く願ったところです。

子どもが虫歯にならいよう、歯磨きなど日々奮闘されていることと思います。と同時に子育て盛りの親御さんは、実は歯周病対策に関心を寄せるべき大切な年代。美味しいご飯をいつまでも楽しむためにも、くれぐれもご自身の口のお手入れもお忘れなく。

鯖缶と金時豆の水煮をトマト缶で煮込む、即席料理。

東山幸恵(ひがしやまゆきえ)

愛知淑徳大学教授 管理栄養士
二人の子どもたちは大学生となり、お弁当作りがひと段落。
慌ただしい子育て時代が落ち着いたいま、自分自身の健康管理が目下の課題。

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