2023年04月03日
【専門家に聞いた】\ムリせずできる♪/子どもの歯磨き★ごきげんキレイ

子育てをしているママとパパにとって、お子さんの健康はとっても大切ですよね。その中でも「歯磨き」は健康をケアするために重要です。
しかし、お子さんが嫌がって泣いてしまうこともしばしば...。
そこで今回はお子さんに嫌がられず歯磨きするには、どんなことをすればよいのか、保育士さんからのアドバイスをご紹介します。

ベルランド総合病院
ベルランド総合病院は大阪府堺市にある病院です。
小児科外来・病棟は、子どもたちの権利を大切にし、療養中であっても成長・発達し続ける存在である子どもたちと、ご家族への支援を大切にしています。また、病棟・外来ともに保育士が在中しておりプレパレーションを通して子どもたちへの理解を促し、"頑張ったねカード"やメディカルプレイを取り入れ、子どもたちにとって、入院したことが頑張った体験につながるように関わっています。

お子さんは歯磨きのどこに嫌がっているのでしょうか?わからずに困っているママとパパが多いと聞きます。

嫌がる理由には個人差があると思います。何か1つが問題ということではなく、いろいろなことが重なって嫌がられる場合が多いです。
嫌がられる理由は...
突然口の中に歯ブラシが入ってきてびっくりした
口の中に歯ブラシがあるのが気持ち悪い
ずっと口を開けているのがしんどい
歯磨きをしているときにおさえらえるのが嫌
歯磨きをしてくれるママやパパの顔が真剣で、歯磨きに楽しいイメージがつかない
他にも眠いとき、機嫌が悪いときなどが重なっても嫌がられてしまいます。
決してママやパパがダメ、ということではないので安心してください。


歯ブラシ自体を嫌がるときはどうしたらいいでしょうか?

歯磨きシートを使ってもいいと思います。また歯磨きに慣れないうちは歯磨き粉を使うのではなく、飲み込んでも体に影響のないジェルタイプのものを使ってもいいと思います。

歯磨きを嫌がらなくなったのですが、歯磨き中に噛まれてしまうのが気になります。

お子さんに歯が生えてきたタイミングで、歯茎がむずむずしてかゆいと感じたり、噛む感触を確かめようという意識が出てくるといわれています。ママやパパの手を噛んでしまうのは、そういった成長の証でもあるんです。噛まれるのは痛いけど、成長しているんだと思うと気持ちが楽になるのではないでしょうか。
噛まれそうなときは歯磨きするのを取りやめ、噛まれて傷ができてしまったときには消毒をして清潔にしてください。

ママやパパとしては「楽しく歯磨きをさせたい」という思いです。
多くのお子さんとふれあってきたなかで、歯磨きについて印象深いできごとはありましたか?

虫歯予防デーに歯科衛生士さんが来てくださったときのことです。
大きな歯の模型・大きな歯ブラシを持ってきて、みんなの前で歯磨きの大切さと歯の磨き方を伝えてくれました。そのときは大きな子から小さな子まで真剣に話を聞いていました。
お子さんと楽しく歯磨きをするためにも、歯が生えはじめた頃から慣れさせてあげることが重要です。
歯が生えはじめた頃に...
綿棒やガーゼなどで歯や口の中をさわってあげる
歯磨きのえほんを読み聞かせてあげる
お子さんの好きなキャラクターや色が使われている歯ブラシを使う
好みの味の歯磨き粉を一緒に選ぶ

歯磨きアドバイス!!
歯磨きをお子さんに覚えてもらうことは大変だと思います。どうしてもお子さんが歯磨きを嫌がるときには、無理をしないことも大切です。嫌がっているときには時間をあけて、機嫌のいいときに再チャレンジしてみてください。
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