2021年08月16日
「お酢」を楽しみましょう！
じゅずつなぎコラム
京都文教短期大学 教授 / 管理栄養士
小椋真理
暑い日が続きますが、夏バテしていませんか？暑い日が続くと、冷たくてのど越しの良いもの、さっぱりとしたものが食べたくなります。
さっぱりと言えば、我が家では年間通して酢の物が多い方ですが、特に夏はさっぱりと酢の物が食べたくなります。
お酢は酸っぱいものですが、お料理にちょっと加えるとコクがでたり、マイルドになるので、私はもっぱら中華には「追い酢」をします。ジューシーな餃子などは、タレではなく、酢だけでいただくこともあります。お酢は調味料だけではなく、魚の酢締めやゴボウやレンコンなどを白く保つための褐変（かっぺん）予防、ポーチドエッグなどではたんぱく質を固める作用など調理操作でも大活躍。
子どもの頃は酸味の強いものが苦手で、酢の物と言えば、甘味のある三杯酢が好みでしたが、料理修行中に二杯酢や土佐酢の美味しさを知ってからは、二杯酢ファンになりました。今では珍しくありませんが、ワインビネガーを知ったのもその頃。師匠には、この料理にはこのお酢、このビネガーというこだわりがあり、作り手やメーカーにこだわっておられました。
お酢に目覚めたのは20年近く前になりますが、醸造元の見学で、お酢のうま味を改めて知ってからです。今では珍しくありませんが、穀物・米以外の原料でも酢を作っておられて、いわゆるフルーツのお酢を初めて口にしたのもその時です。酢の物やお寿司といった定番の料理からちょっとおしゃれなソースにしたり、飲むお酢として楽しんだり、お酢への意識が変わりました。
夏の疲れが出てくる頃、「お酢」を取り入れた食事やいろんな酢ドリンクを試してみるのも楽しいですね。手軽には、市販のストローつきのものはそのまま飲むことができますが、原液を薄めて飲むものもありますので、飲み方は確認しましょう。アレンジするなら、フルーツ酢を牛乳に加えるとヨーグルトドリンク風、炭酸で割るとすっきりと、少量を割って食前酒代わりにいただくのも食欲増進に良いですね（胃酸過多の方は使用にご注意ください）。
香りを楽しみたい時には、カボス酢やゆず酢などは優しい酸味でおすすめです。お酢を楽しみながら、夏を乗り越えましょう。
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コンテンツへのコメント
- 2021年8月19日 15:28
- みっこ
私は、酢の物大好きなのですが、我が家の男子は、苦手、
でも卵が大好きなので、酢の物の上にたっぷりトッピングします。生協の酢の物ベースには、キュウリとわかめをプラスして金糸卵をトッピングすると喜んで食べてくれます。
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- 2021年8月16日 19:29
- はな
酢を利用して干しブドウ、昆布を漬けています。空き瓶に、干しブドウがつかるぐらいの酢を入れて３か月ほどしてから、ヨーグルトにトッピング。昆布を切って、瓶に入れ、砂糖と酢を入れて、寝かせています。忘れるくらいほったらかし。まったりとうまみたっぷりの酢昆布がいつの間にかできています。どちらもおいしいし、空腹時のいいおやつになっています。
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- 返信
酢を身体が欲する時は、疲れている時かな、と、一つのバロメーターにしてます。