2022年02月28日
「知っ得栄養学」番外編 ~リボベジにチャレンジするいずみちゃん~
じゅずつなぎコラム

摂南大学 農学部 食品栄養学科 専任講師 / 管理栄養士
森美奈子
ネットで"リボベジ"を知ったいずみちゃんは、食費の節約になると思ってチャレンジすることにしました。
"リボベジ"とはリボーンベジタブルの略で、再生野菜という意味です。

普段捨ててしまうニンジン・大根などのヘタや、青ネギ・カイワレ・豆苗などの根っこを水に浸けて栽培し、再生後にもう一度食べるという簡単でお得な家庭菜園方法です。
栽培方法はとても簡単で、誰でもすぐに始められます。
パックに入った状態で売られているカイワレや豆苗、ブロッコリーのスプラウトは容器のまま再利用できます。
コツは根元部分を3~4cm残してカットすることです。
いずみちゃんは豆苗と大根(雑煮用の細い大根)で、リボベジにチャレンジしてみました。
<育て方の基本>
・直射日光が当たらない、日当たりのよい場所に置いて育てる(窓際がベスト)
・根っこのスポンジが浸るくらいの少量の水を入れる
・水は1日1回取り替える
・カビや異臭が発生したら、リボベジは中止
・再生は1~2度にとどめる

季節にもよりますが、3~7日で1回目の収穫ができます。
豆苗は栄養価も高く、炒め物やスープ、あえ物など色々なお料理に使えるそうです。
大根の葉やかぶの葉はさっと下ゆでして細かくきざみ、ごま油で炒めて塩を少々ふって、ご飯と混ぜると美味しいですよ。
管理栄養士の美奈子先生の栄養&クッキング一口メモ
豆苗はエンドウ豆を発芽させた野菜です。豆類と緑黄色野菜のいいとこ取りのスーパー野菜です。豆類に多いタンパク質やビタミンB群を多く含みます。また、ビタミンCも多く含むので、疲労回復や免疫力アップに効果があります。

※小松菜を100%としたときの比較値(%)
炒めものやお浸し、お味噌汁など、どんな料理法にも合います。
直ぐに火が通るので加熱時間は短めに。
『豆苗、ハム、卵の炒めもの』

フライパンで豆苗とハムをバターで軽く炒めて塩・コショウをし、溶き卵をかけ、さっと混ぜて火を止める。できあがり!
これまでの「えいよう博士といずみちゃんの知っ得栄養学」
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森美奈子プロフィール
摂南大学 農学部 食品栄養学科 専任講師 / 管理栄養士
専門は栄養教育、人々に栄養のことを分かりやすく楽しく伝える方法を日夜研究中です。
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