2020年06月22日
変化したマスク生活のルーティーン
じゅずつなぎコラム

愛知淑徳大学 教授 / 管理栄養士
東山幸恵
マスクが日々のくらしの必需品になり、私のなかで「耳」の役割が増大しています。メガネをかける、イヤホンをつける、時にはイヤリング、そこにマスクが加わり「耳」は大忙し。今まで気づかなかった「耳」の重要性です。
耳の役割変化だけでなく、マスクの日々によって「マスクを洗う」という行動が私の生活に加わりました。帰宅後、石鹸で手を丁寧に洗い、その手でマスクを洗って干す。今までになかった生活ルーティーンです。
このマスクが、私の食生活にも小さな影響を与えています。

先日、夕食でパスタを作ったときのこと。旬のスナップえんどうをいただいたので、スナップえんどうをたっぷり入れたアサリのパスタに決めました。オリーブオイルと白ワインでアサリの旨味を存分に楽しむパスタ、これにはぜひともにんにくの香りが欲しいところ。いつもであれば平日の食事は「明日も人に会うしな・・・」と、泣く泣くにんにく控え目に我慢していたところですが、マスク(あるいはリモートワーク)の日々になり、食事後への配慮はかなり低減していることにハタと気が付きました。
よく太った瑞々しいにんにくをたっぷり二片分みじん切りにし、低温のオリーブオイルで茹でるようにして香りを移す、砂抜きしたアサリと甘みの濃いスナップえんどうを炒め白ワインでさっと蒸し、茹でたパスタを加えて塩を一つまみ・・・。素材だけでも美味しさ保証の料理とはいえ、なんといってもにんにくの香りが主役。思い切りにんにくを使い、家中をイタリアンレストランのような香りで充満させても、明日のことを憂慮する必要がないなんて。

それ以外にも、しゃっきりとしたニラをふんだんに入れたニラ玉、醤油・みりん・ごま油、そしてすりおろしたにんにくたっぷりの漬け汁に漬けた豚肉のソテーなどなど、香りの素材を躊躇なく使っていることに気付きます。
平日のにんにく、ニラの登場回数が増えたのは、マスクによる生活ルーティーン変化の一つかもしれません。
- (0)
いいね!
<お願い>
・コメントはわっかスタッフの確認後に公開されます。営業時間外は翌営業日の公開になります。ご了承ください。
・個人情報の書き込みはご遠慮ください。
・投稿いただける内容は、著作権・肖像権など第三者の権利を一切侵害していないものに限ります。
・投稿されている内容を具体的に参考にする場合は、ご自身の責任においてお願いいたします。
コンテンツへのコメント
- 2020年6月26日 06:25
- 大阪のおばあちゃん
目から鱗❗️
そうですよね~。ニンニクは好きなのにあまり使わない様にしていました。
人と接する仕事をしている訳でもないのに。
餃子にさえ(韮はたっぷり入れますが)遠慮していました。
スーパフードニンニク。夕食に使います。
- (0)
いいね!
- 返信
マスクのおかげで口紅の消費少ないし、化粧もおでことまゆで帽子をかぶると出ている かおの部分僅か、だれかわからなく、失礼していると思います。