2020年09月28日
可能性を生み出す
じゅずつなぎコラム

事業プロデューサー / 大阪芸術大学 デザイン学科 講師
山本あつし

突然ですが、質問です。
「あなたのいいところを3つ教えてください」
これ、なかなか答えに困ってしまう方が多いようです。欠点ならすぐに浮かぶのに、いいところを見つけて言葉にするのってけっこう難しい。自分のことだけでなく、他の人のことや、物、場所についても同じことが言えそうです。そんなとき、こう考えてみるといいかもしれません。「実は欠点だと思うことこそ、いいところだったりするものだ」と。
欠点とは、何かを基準として比べたときに欠けているポイントのこと。この概念を変えてみましょう。「欠けている」のではなく、それを「可能性」だと考えてみるのです。
例えば、「忘れっぽい」は「二度目のこともはじめてのように楽しめる」可能性ですし、「飽きっぽい」は「気になる新しいことを見つけられる」可能性、「口下手」は「聞き上手になれる」可能性なのです。詭弁と思われるかもしれませんが、ぜひやってみてください。ご家族やお友だちどうしで言い合ってみるのもいいですね。
欠点を「可能性」に変換するコツは「おもしろがる」こと。とにかくそれを「おもしろい!」と思いこんでみる。ただそれだけ。「おもしろい!」と口に出してみると、さらに効果ありです。不思議なことに、そうすることで「何がおもしろいのだろう?」と、脳がひとりでに可能性を探すようになるのです。
「おもしろきこともなき世をおもしろく」
これは幕末の志士、高杉晋作が遺した言葉です。諸説ありますが、世の中をおもしろくするのは自分の考え方次第である、という意味だと僕は捉えています。物の見方を変えるだけで、マイナスだったものがプラスになり、そこに新たな可能性が生まれます。そうすれば毎日がちょっと楽しくなるし、その積み重ねがあなたの人生をさらに豊かにしてくれることでしょう。
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コンテンツへのコメント
- 2020年10月 3日 16:16
- ぱくちゃんのママ
教員をしているので、子どものいいところを見つけるのはすぐできる!と思っているけど、意外と、自分自身や、家族のいいところを言葉にしてみることは少ないかも‥。思い立ったらすぐできるし、皆いい気持ちになれるし、こういうことって大事ですよね。
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- 2020年10月 2日 10:12
- なっちゃんのママ
欠けているのではなく可能性があるのだという風に考えると、気持ちが楽になることがありますね。心がけるようにしようと思います。
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- 2020年10月 2日 08:28
- DAISY
見方を変えたら、面白い毎日が過ごせるかもやね。大失敗した時はとても落ち込むけど、今度こんな事が起こらんよう努力する機会を与えられたと考えよう。
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- 2020年9月30日 08:50
- ふく
60年も生きてると自分の長所や欠点を知り尽くしている気になっていましたが、実はそうじゃないかも…と違った視点から見つめなおしてみようと思いました。
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- 2020年9月29日 07:53
- まーちゃん
ポジティブシンキングですね。コロナや自殺のニュースなど気持ちが暗くなることが多いだけに、自分の欠点を前向きにとらえる思考が身につけば気持ちが楽にできるように思います。
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いい考え方ですね
ネガティブ思考なので 欠点なら 山ほどあります
それを長所に変換 ( ゚ε゚;)むつかしい‼️
んんー 思いつかない…