2020年04月13日
老後に向けてどう備える? (1)現状をみてみる
(初掲載「機関誌いずみ」2018年9月号より)
少子高齢化の影響で年金受給額が減る一方、物やサービスの値段は上がり始めています。
さらには晩婚化で、子どもの教育資金と自分たちの老後資金の準備期間が重なるケースも。
豊かなセカンドライフを送るためのライフプランの立て方、資産形成について、いずみ市民生協の「LPAの会」のみなさんにうかがいました。
● 目次
● 理想のセカンドライフを考える
厚生労働省の発表によると男性の平均寿命は81.09歳、女性の平均寿命は87.26歳です。(2018年取材当時)
医療の進歩により、さらに寿命が伸びることが予想されるいま、充実したセカンドライフを送るには、どう生きたいか、何を実現させたいか、そのために何をどのように備えればよいかを明確にしておくことが大切。月々の生活費に加え、医療費や介護費など老後資金の準備も大切です。
● いまの経済状況を把握しよう

まずは、家計簿をつけてお金の出入りを「見える化」してみましょう。
1か月単位の収支がわかったら、次に現在の資産や負債の状況を書き出す「バランスシート」をつくってみましょう。資産から負債を差し引くと、本当の意味での「純資産」がわかります。毎月の家計簿では問題なく見えても、純資産がマイナスなら負債を減らす対策を考える必要があるからです。
【家計のバランスシート(見本)】

「家計簿をつけて把握している」という方、「細かくは無理~」「アバウトでやってます」という方など、お金の管理はおうちそれぞれ。
苦手だなーと思っている人も、完全なものでなくても良しとして、まずは一度バランスシートを書いてみませんか。そのプロセスで、何か得るもの・感じるところがありそうです。
次回は、「これから」についてお届けします。
「いずみライフプランアドバイザー(LPA)の会」
お金やライフプランの専門知識を身につけた組合員が、ライフプランのアドバイスのための学習会の講師などLPA(ライフプランアドバイザー)として活動しています。
社会保障や保険などくらしに役立つ知識を学ぶ「くらしの見直し講演会」や、「エンディングノートの書き方講座」、家計の見直し方法が学べるワークショップなど、さまざまな企画にとりくんでいます。なかでも「FP3級資格取得応援講座」は、若い主婦層を中心に40~50人が集まる人気講座です。(注:2020年4月現在、コロナウイルス感染拡大防止によりイベント関係をお休みしている場合があります)
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コンテンツへのコメント
- 2020年4月18日 21:31
- ぷよはは
今、50代です。
これからもいろいろな新しいウイルスが出てくる可能性はありますよね。
日本はこれからどうなるのか?考えると不安になります
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- 2020年4月13日 21:04
- たむ
今の政府のやり方では、50代の私達の老後は、とても厳しくなるでしょうね。個々のライフスタイルは、別として先ずは、お金の問題です。年金だけでは、日本国憲法第九条から第十四条までに書かれているような生活を送れない人が多数出てくるでしょう。自分の心持ちで変えられるライフスタイルを考える事も大切ですが先立つ物がなんとやらで、お金の問題は、切実です。また、私達の子供の世代になるとお金の問題も勿論世界的に環境の問題も更に切実になるでしょう。
今の政府は、明らかに憲法違反しています。
どうしていったら良いのか正直頭をかかえます。
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外食や旅行等殆んどしない生活で、
自分のような人ばかりなら経済が廻って行かないな。と常に肩身の狭い思いでした。
今回のコロナウイルス騒動の自粛要請で改めて自身の生活の質素さを感じました。