2020年04月27日
老後に向けてどう備える? (2)これから、を描いてみる

(初掲載「機関誌いずみ」2018年9月号より)
前回は、まずは現状把握、をおとどけしました。プラスとマイナスの実態を見ないと、これからのことも考えづらいものです。
第2話では、これからのお金の出入りの見方についてです。お話は引き続き、いずみ市民生協の「LPAの会」の協力です。
● 目次
● わが家のライフプランを考えよう

現状把握ができたなら、未来のイベントや夢を書き出してみましょう。「家をリフォームする」「海外旅行に行く」「車を購入する」など、あなたや家族が人生でしたいことは何でしょうか。いつしたいのか、金額はいくら必要なのかも具体的にしておきます。
さらに「老後の生活費が心配」「病気になって入院したらどうしよう」なども書き出し、不安を最小限に減らせる対策を考えましょう。
● 将来のお金についての計画表をつくってみよう

いつ、どれだけの収入・支出が発生し、いくらお金が残るのかを予測するキャッシュフロー表をつくってみましょう。お金の出入りを見える化することで、足りない分をどのように補うか対策が立てやすくなります。
学費や家の購入、年金受給などのこれから起こるイベントと、将来やりたいことの時期や予算を記入します。現在独身でも子どもがほしい人は、想定収支を記入。結婚や経済情勢の変化に伴い、数年ごとに見直しを行うことも大切です。
【キャッシュフロー表】



「これからのことなんて、わかんない...」。そんな思いもあったりしますよね。
でも、くらしや思いは変化するもの。その時に見直す前提で、いまの自分がイメージしやすいもの(やってみたいことでも心配なことでも)からだと、描きやすいかもしれませんね。何度かやってみるとイメージもつきやすくなったり、家族と思いを共有できたりして、結果的に精度もあがりそうです。
次回は、備えの方法や考え方をお届けします。
「いずみライフプランアドバイザー(LPA)の会」
お金やライフプランの専門知識を身につけた組合員が、ライフプランのアドバイスのための学習会の講師などLPA(ライフプランアドバイザー)として活動しています。
社会保障や保険などくらしに役立つ知識を学ぶ「くらしの見直し講演会」や、「エンディングノートの書き方講座」、家計の見直し方法が学べるワークショップなど、さまざまな企画にとりくんでいます。なかでも「FP3級資格取得応援講座」は、若い主婦層を中心に40~50人が集まる人気講座です。(注:2020年4月現在、コロナウイルス感染拡大防止によりイベント関係をお休みしている場合があります)
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コンテンツへのコメント
- 2020年4月29日 09:45
- まーちゃん
夫婦2人共働きで3人の子育てをして、今は定年退職しています。家族の経済に関して、私はほとんど関わらず、夫がキャッシュフローを考えながら・・「我が家の大蔵大臣」をしてくれたので、子どもたちは大学も出て、それぞれに家庭を持って独立しました。
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- 2020年4月28日 00:19
- ももぷー。
以前、生協でライフプランのお話を聞く機会があり、一度やってみようと思いましたが、やはり先のことがわからなすぎて途中でやめてしまいました。子供たちが大きくなって、老後のことを考える時期になったので、また考えてみたいと思っています。
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LPAの会の方々の講演会に行けなくても、ネット上で参考にさせて頂けると有難いです。漠然と不安に過ごす日々が、これからのライフプランを考える事で、前向きに 頑張れるようになれたら嬉しいです。