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2020年02月24日

じゃがいもの威力

じゅずつなぎコラム

愛知淑徳大学 教授 / 管理栄養士
東山幸恵

「マルサの女」「たんぽぽ」など、コミカルかつシニカルな映画で、昭和から平成にかけて活躍した映画監督、伊丹十三。
洒脱で個性的な伊丹監督ですが、私にとって伊丹監督は「じゃがいもの人」というイメージ。90種類以上のじゃがいも料理を載せたアメリカの「ポテト・ブック」(1976年出版)を訳されたり(この訳がまた秀逸)、得意のじゃがいも料理を料理本に紹介したりなど、"じゃがいも愛"はとどまることを知らず、まさに「じゃがいもの人」といった印象なのです。

伊丹監督ならずともじゃがいもがお好きな方は多いと思いますが、では好物のじゃがいも料理は?と聞かれたら、みなさんは何を挙げられるでしょう。
・煮崩れたグズグズが美味しい肉じゃが
・旨味のしみた二日目おでん
・付け合わせの域を超えてお代わりしたくなるマッシュポテト
・マヨネーズを入れた後に混ぜすぎずムラのある味付けが美味しいポテトサラダ
・細く千切りにし、さっと油で炒めて塩ととびっこ(魚卵)で和えたハリハリ
私のラインナップはこんな感じ。他にもまだまだあって、伊丹監督ならずとも、自分のじゃがいも愛にハッとします。

唯一、じゃがいもの難点を挙げるとすれば「皮をむくのが面倒」というところでしょうか。「その後の喜びを味わうための面倒さ」という視点で考えると、じゃがいもの皮むきと風呂掃除とは肩を並べるもののように思います。
綺麗に洗って皮つきのまま圧力鍋にかけ、アツアツのところにバターをのせて塩一振りして完成する「じゃがバター」はそんな難点もクリアする、最高のじゃがいも料理かもしれません。

伊丹監督曰く「じゃがいもは想像力をかきたてる食材」。
想像力をふくらませ、楽しく美味しく。2020年もそんな食を楽しみたいと思います。


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なめらかに潰したじゃがいもに、生クリーム、バター、塩を少し加えたマッシュポテト。主菜の肉料理のソースが絡んで、いくらでも食べられる危険な料理!

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コンテンツへのコメント

  • 2020年4月20日 15:58
  • オリーブ油

ジャガイモ 確かに 危険な料理ですね
じゅるっ! マッシュポテト おいしそう~
私は手作りコロッケも好きです
炒めた玉葱とミンチが香ばしい!
ついつい冷凍コロッケでごまかしちゃうけど
手作りコロッケにはかないません

  • 2020年3月22日 20:07
  • のん

ジャガイモを丸ごと皮のまま湯がいて、すぐに水につけると簡単に指で皮が剥けます。

  • 2020年3月19日 07:13
  • ころまま

うちの犬も?じゃがいも大好きでした。

  • 2020年3月11日 19:45
  • モリモリ

生クリームを入れるのは知らなかった。速攻作ってみます。

  • 2020年2月29日 20:14
  • アラカンすぎ

酢豚に、くし形に切って素揚げしたジャガイモを入れます。
インカのめざめは最高です。

  • 2020年2月27日 11:17
  • ゆきみでーふぐ

じゃがいも、大好きです。特にポテトサラダが!ついつい食べ過ぎて胃がもたれてしまうんですけど…
さあ、早くじゃがいも(菜園に)植えなきゃ!

  • 2020年2月26日 21:52
  • クロピ

ポテトサラダを食べるたびに いつも思い出すのが今から60年以上も前のこと 母の手作りのマヨネーズ
で作ったポテトサラダ  美味しくて お皿をきれいになめていたこと 其のあと 瓶入りのキューピーマヨネーズが我が家にやってきました。

  • 2020年2月26日 16:29
  • ます

ジャガイモは皮つきが旨い!!
しかし、泥をきれーいに洗うのが毎日大変です。
手作りのナイロンたわしでゴシゴシしているけど何か良い手はないかしら?

  • 2020年2月26日 02:03
  • 小太郎

娘はポテトサラダが大好きです。満面笑みです。戦後まもなく生まれた私は、家の裏の小さな畑で父が教えてくれてジャガイモを植え、家族で収穫、小さなジャガイモを横でカンテキで蒸かして食べたジャガイモの美味しかったことが忘れられません。みんな貧しくおなかを減らしていたころです。今も新じゃがの季節小さなジャガイモを探して懐かしく食べています。昔は塩を振っていましたが、今子供たちにはバターを塗ってやります。

  • 2020年2月24日 23:04
  • 花遊び大好き婆ちゃん

夫の田舎、徳之島から今年も届きました。「春一番」のジャガイモ。お隣さんや友達に「今年も送ってくれたから」とおすそ分け。新ジャガは水で洗うだけでも皮がむけるので、まずはポテトサラダをつくりました。

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