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2021年06月21日

「お母さん、いつもお疲れさま」はうれしいメッセージ?

子育てコラム

「お母さん、いつもお疲れさま」はうれしいメッセージ?

うれしいメッセージ?

5月は母の日、6月は父の日。家族に関する記念日が続きましたね。
さて、とあるサイトでこんな記事がありました。「母の日に贈られて一番うれしいものは?」。その答えは「手紙」だそうで。ふむふむ、確かに。

あるサイトでは母の日に贈るメッセージカード文例というのがありました。並ぶ文例を見てみると「お母さんいつもおいしいご飯を作ってくれてありがとう」「ママ、いつもお世話になってます。本当にありがとう」「お母さんへ。いつも忙しいから体を大事にしてね」「いつもがんばってくれてありがとう」などなど。感謝いっぱいのメッセージで心温まる一方で、なんだかお母さん、頑張りマンではありませんか?

20年ほど前になりますが、社会学者の上野千鶴子さんのお話のなかで、母の日のメッセージに関して、「母の日に贈る『いつも美味しいご飯をありがとう』『自分たちのために家事をやってくれてありがとう』というメッセージには、お母さん=家事を頑張らなくてはならない人、という役割固定がありませんか?」と投げかけられていたことを思い出します。

こういった視点の問題に加えて、食事や家事などの身の回りのことって、他の手段でもできるのでは? つまり家事は母にしかできないわけではなく、逆に母にしか、もしくは「その立場」の人にしかできないことは別にあるのでは、と思えてきます。

では、母親、あるいは家族の中のある立場として、子どもに対しその人にしかできないことってなんでしょう? 夢に出てくるくらい心配すること。まとまらない愚痴を真剣に聞くこと。不穏な反抗と向き合うこと。雨に濡れていないか気になること。美味しいものを食べたら、ああ今度は一緒に食べたいな、と思うこと。きっとその答えは、家族分だけの数があると思います。

私自身、「いつもご飯を作ってくれてありがとう」のメッセージもさることながら、「食べることの楽しさを知ったよ」「家はなんだか居心地いい」というメッセージがよりうれしく、その思いを持ちながら、自分で自分の暮らしをそれぞれ楽しめる人になってほしいと願うのです。そして「〇〇の日」には、ともに家族であることを喜び合う日であれば、と思います。

もちろん、母の日のプレゼントは大歓迎です笑。
さて、みなさんは〇〇の日をどのように過ごされましたか?

今年の母の日に、離れて住む大学生の息子から贈られたスマートスピーカー。
ちょっと込み入った質問には「よくわかりません」と、よく断られます。

東山幸恵(ひがしやまゆきえ)

愛知淑徳大学教授 管理栄養士
二人の子どもたちは大学生となり、お弁当作りがひと段落。
慌ただしい子育て時代が落ち着いたいま、自分自身の健康管理が目下の課題。

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コンテンツへのコメント

  • 2021年6月24日 20:56
  • ぷよはは

家事はお母さんの仕事という固定観念が今の日本にはありますね。コラムを読んでなるほど〜と思いました。お母さんだけが家事をすることはないですよね。世の中のお父さん、たまには奥さんを労るのもいいと思います。それが夫婦円満の否決かも?

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