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2022年04月18日

春の「豆」をいただきましょう

じゅずつなぎコラム

京都文教短期大学 教授 / 管理栄養士
小椋真理

春は新芽が芽吹く季節。入学、入社など新しい一歩を踏み出された方もいらっしゃるのではないでしょうか?近年の温暖化で春を感じる期間が短くなってきていますが、やはりこの季節、春を満喫したいですね。

ところで、みなさんが春を感じる食べ物にはどのようなものがあるでしょうか?
私はお店で朝掘りタケノコやタラの芽、ふきのとうを見かけると春だなーと気分が上がってきます。そしてこの季節の楽しみは、うすいえんどうやそら豆など春の「豆」を楽しむこと。
鮮度のよいそら豆を見つけたら、塩ゆでしていただきますが、ちょっと一手間かけて翡翠(ひすい)煮を作ることも。きれいな色に仕上がるとうれしくなります。

そら豆

えんどう豆は、実が大きくなる前に収穫してさやごと食べる絹さやなどの「さやえんどう」と、実を食べるうすいえんどうなどの「実えんどう」に分けられます。スナップえんどうは、さやも実も両方楽しむことができますね。

子どものころ、グリンピースとうすいえんどうを同じだと思い込んでいた私。グリンピースが少し苦手で、食わず嫌いで豆ご飯を敬遠していた時期もありましたが、料理学校で習ったうすいえんどうの豆ご飯がとても美味しくて、それ以来この季節は何度もうすいえんどうを買い求めて豆ご飯を炊きます。
冷めても美味しいので、おにぎりにして持って行くことも。私のこだわりは、豆のうまみも引き出しつつ、できるだけ豆を色よく仕上げるために、ご飯を炊き始めて沸騰間際に豆を投入するところです。

うすいえんどうの豆ご飯

うすいえんどうの「うすい」は大阪府羽曳野市の「碓井」が名前の由来とか。和歌山県ではうすいえんどうの収穫量が全国でも多く、関西では「豆ご飯=うすいえんどうの豆ご飯」が一般的ですが、他府県では「豆」が違うのかもしれませんね。
みなさんは春の「豆」をどのように楽しんでおられますか?

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