2021年07月19日
「知っ得栄養学」番外編 ~ ポリ袋クッキングにチャレンジするいずみちゃん ~
じゅずつなぎコラム

摂南大学 農学部 食品栄養学科 専任講師 / 管理栄養士
森美奈子
一人ぐらしも1年が過ぎ、最近はお料理の腕もかなり上がってきたいずみちゃん。料理サイトや料理動画を見るのが趣味になってきました。
材料費をかけずに、簡単で栄養バランスの取れたメニューにチャレンジしています。

以前、管理栄養士の美奈子先生に、災害時に役立つ食事について教えてもらった時に、とても簡単に美味しくでき、洗い物も少ないポリ袋クッキングがあることを知りました。普段の食事づくりでも重宝するみたいなので、今回は、ポリ袋クッキングにチャレンジすることにしました。
ポリ袋(パック)クッキングとは、耐熱性のポリ袋(※)に食材を入れ、袋のまま鍋で湯せんする調理方法です。普段の食品が使えること、加熱に使った水が汚れないので再利用できること、袋に入れたまま食器によそえば食器が汚れない、などのメリットがあります。
※耐熱性のポリ袋をご使用ください。
(出典:農林水産省サイト, 時短にも非常時にも!パッククッキングより, https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/imadoki/imadoki01.html)
さっそく管理栄養士の美奈子先生に「ポリ袋クッキングをする時に注意することはないですか。」と聞いてみました。

ポリ袋の表示を見て、耐熱温度が120度くらいの半透明のポリエチレン袋(高密度ポリエチレン袋)を選んでくださいね。
スーパーの袋詰コーナーにあるようなシャカシャカタイプの袋の少し厚みのあるものがベストですよ。
薄い場合は、二重にするといいそうです。
さらに今ある材料を伝えると、その材料でできるポリ袋クッキングも教えてくださいました。

ポリ袋クッキングをする時は、加熱時間を短くするために、ポリ袋の中の空気をなるべく抜くと、少ない水分でも美味しく早く調理ができますよ。
先日お母さんが送ってくれた箱の中にちょうど、早ゆでパスタ、ツナ缶、トマトの水煮缶、コーン缶が入っています。
さっそくクッキングです!
ツナとコーンとマカロニのトマトソース煮
ふわとろオムレツがけ

材料(1人分)
●ふわとろオムレツ | |
卵 | 2個 |
ヨーグルト | 10g |
塩・こしょう | 適宜 |
●ツナとコーンとマカロニのトマトソース煮 | |
トマトの水煮缶 | 120g |
ツナ缶 | 30g |
ホールコーン(水煮タイプ) | 100g |
早茹でマカロニ(1分半加熱タイプ) | 40g |
水 | 50㎖ |
コンソメ | 1/2個 |
塩・こしょう | 適宜 |
つくり方
- 1
- ふわとろオムレツ:
卵を割りほぐし、ヨーグルトを入れて、さらに空気を含むようにしっかりと混ぜ、塩、こしょうで調味して、耐熱性ポリ袋に入れ、上部をしっかりと結ぶ。
- 2
- ツナとコーンとマカロニのトマトソース煮:
トマトの水煮、ツナ、コーンの水煮、早茹でマカロニ、"A"をポリ袋に入れて、袋の上から混ぜ合わせ、袋内の空気をしっかりと抜いて、上部を結ぶ。
- 3
- 鍋にたっぷりめのお湯を沸かして、①と②のポリ袋を入れて、②の袋は5分、①の袋は10分間、湯煎で加熱して取り出す(火傷しないようにお玉に乗せて取り出す)。
- 4
- カレー皿に、②のマカロニのトマトソース煮を盛り付けて、①のオムレツを袋の中で形を整えてから、マカロニの上に乗せる。

これまでの「えいよう博士といずみちゃんの知っ得栄養学」
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森美奈子プロフィール
摂南大学 農学部 食品栄養学科 専任講師 / 管理栄養士
専門は栄養教育、人々に栄養のことを分かりやすく楽しく伝える方法を日夜研究中です。
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私は、専ら、浅漬けするのに使ってますが、これからは、下味付ける、湯煎等、幅広く活用してみたいと思いました。